12月16日開催のECB政策理事会、出口議論に注目=高山武士
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今週のポイント ECB政策理事会(12月16日) 緩和縮小は先送りも=高山武士
欧州中央銀行(ECB)は12月16日に政策理事会を開催し、金融政策方針を決定する。ECBはコロナ禍への対応として、量的緩和策の「パンデミック緊急資産購入策(PEPP)」と流動性供給策の「貸し出し条件付き長期資金供給オペ(TLTRO3)」を軸に緩和策を講じてきた。
PEPPは2022年3月末まで、TLTRO3は今年12月までの実施が決まっている。しかし、その後の方針については12月の理事会で検討することが適切であるとして、議論を先送りしてきたという経緯がある。
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週刊エコノミスト
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