大堀達也/金山隆一
有料記事
編集部から
本誌12月21日号の記事「『料理ユーチューバー』が人気」は面白い分析だった。ネットで動画配信する有名シェフたちは、食材選びや調理のコツなどを伝授することで視聴者を自宅のキッチンに向かわせ、またシェフのレストランにも足を向けさせる。「内食と外食」をクロスオーバーさせてビジネスに結びつけている。大事なのは視聴者目線だという。確かに料理系で人気のチャンネルには、すぐに役立つ情報がある。
一般人でも玄人はだしの調理テクニックを持つユーチューバーは多い。さらに映像が奇麗で演出も凝っていると見ているだけで楽しい。動画と雑誌は違うが、同じコンテンツ職人として「よく練られているな」と感心する。まれに動画のメーキングシーンもある。たいてい実演者と動画編集者は別で、しっかり分業している。いいコンテンツには、それだけ“元手”もかかっているのだ。
残り862文字(全文1234文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める