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2022年は「千里を走る」寅年 これまでの株価はどうだった?=和島英樹
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2022年の日本株 「千里を走る」寅年の株価 十二支では唯一の負け越し=和島英樹
東京証券取引所がある兜町界隈では、十二支でその年の行方を占う「慣習」がある。いわく、「辰(たつ)・巳(み)天井」「午(うま)尻下がり」「未(ひつじ)辛抱」「申(さる)・酉(とり)騒ぐ」「戌(いぬ)は笑い」「亥(い)固まる」「子(ね)は繁盛」「丑(うし)はつまずき」「寅(とら)千里を走り」「卯(う)は跳ねる」。
アノマリー(理論的に説明がしにくい相場の規則性)の一種だが、この「十二支占い」を特に有名にしたのが1990年のバブル崩壊だ。日経平均株価の史上最高値は89年末の3万8915円。翌年から急激な下落に見舞われることになる。88年が辰年、89年が巳年、90年が午年。まさに「辰・巳天井、午尻下がり」となったのである。実際、午年はそれ以外の年もさえず、十二支の中で唯一のマイナスパフォーマンスとなっている(…
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週刊エコノミスト
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