加藤結花/浜條元保
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編集部から
「顔色いいね。元気そうでよかった」。スマートフォンの画面を見ながら久しぶりに“会う”祖母に話しかける。広島県の高齢者施設で暮らす祖母を昨年末に訪ねた時のことだ。
祖母は私の目の前、数十センチ先にいたが、新型コロナウイルスの感染予防対策としてガラス越しの面会しか許されていないので、会話もスマホを使って行った。元気そうな祖母の様子を見て安心はしたが、直接話したり、手を握ったりできないのはやはりさみしい。感染状況次第ということで、通常の面会解禁のめどはまだ立っていない。
早期の感染終息を願うが、年が明けて1月5日には沖縄県で600人以上、東京都内でも400人近い新規感染がそれぞれ確認された。オミクロン株の市中感染とみられるケースも相次いでおり、感染拡大に歯止めが掛からない。
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週刊エコノミスト
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