投資・運用

Q7 日本に多い最強アクティブファンド=篠田尚子

インデックスに勝つアクティブファンドって? 日本株対象は多く、米国株は少ない=篠田尚子

 投資信託(投信)とは、多くの投資家から集めたお金を、資金運用のプロであるファンドマネジャーが、国内外の株式、債券などさまざまな金融商品に分散投資し、最終的にその運用の成果(利益)を投資した人たちに還元する仕組みの金融商品だ。「ファンド」と呼ばれることもある。

 投信のメリットは、少額から始められ(インターネット証券なら100円から)、自分で銘柄などを細かく調べる必要がなくプロに任せられて、世界中のあらゆる資産がパッケージ化されている。特定の1銘柄だけ選んで投資するより、投資先が分散されているのでリスクを抑えることができる。

 投信には「インデックス(パッシブ〈=受動的〉)型」と「アクティブ(=能動的)型」という大きく分けて2種類の運用手法がある。国内株式なら日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、米国株式ならS&P500株価指数やダウ工業株30種平均(ニューヨークダウ)といった株価指数のほか、国債など債券の指数、コモディティー(商品先物取引)の指数など「指数に連動した運用成果を目指す」のがインデックス型だ。

 日経平均株価に連動するインデックス型投信を買うと、日経平均株価が1%上がれば同じように1%上がり、下がれば同じように下がる。だが、市場平均以上の運用成果を上げることはできない。ただ、マニュアル通りに運用するのでコストを抑えられ、「投資家が負担するコスト」=「信託報酬」が低いという特徴がある。

 一方、アクティブ型は、投資テーマや投資プランに合わせた銘柄に投資することで、日経平均株価などの市場平均を上回る成果を目指す。例えば、日本株で構成するアクティブ型の場合、日経平均株価が横ばい状態のような低迷時でも、ファンドマネジャーの運用次第で成果を上げる可能性がある。ただ、銘柄選定のための調査や、リバランス(資産配分の再調整)などに手間がかかるため、信託報酬は相対的に高くなる。

「自浄作用」働く米国

 近年は「つみたてNISA(ニーサ)」(少額投資非課税制度)を中心に、米国株のインデックスファンドが人気だ。コストの安さと商品性の分かりやすさに加え、ここ数年の間に米国株式市場が急上昇したことも相まって、加速度的に人気が高まった。長期資産形成で投信と付き合ううえで、足元の状況だけでなく、インデック…

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