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米国消費者物価急上昇で日本にインフレ襲来?好環境へのカギは賃上げ=熊野英生

インフレ襲来 米国で39年ぶりの急上昇 日本の好循環の鍵は「賃金」=熊野英生

 米国のインフレ(物価上昇)傾向がより強まってきた。2021年12月の米消費者物価指数は、前年同月比7・0%の上昇となり、1982年6月以来の伸びになった。実に39年ぶりのインフレだ。驚いたのは原油関連が、前月比でマイナスに寄与しても指数が上昇していたことだ。原油市況は、バイデン政権が備蓄原油の放出を発表し、新型コロナウイルスのオミクロン株流行によって反落していた。にもかかわらず、中古車・新車などの価格上昇は進んだ。

 日本にも、米国発の物価上昇圧力は及んでくる。輸入品の物価は、国際商品市況の強い影響力を受ける。

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