週刊エコノミスト Online編集後記

桑子かつ代/市川明代

編集部から

 誰でも明るい将来を信じて、前向きに賭けたい。しかし、人生はなかなか思うようにはいかないもので、前進か撤退かの選択を迫られる時がある。どっちなんだ、と迷う。

 日本株の下落が続く。新興企業が多い東証マザーズ指数は1月に入り2020年5月の水準まで下がっている。中には、株価が10分の1になった銘柄などもある。日本でも新規上場計画を取りやめる企業も出てきている。

 こうした中で、注目するのは日本株の信用取引の買い残高が下落局面でも増えていることだ。信用買いは現物より投機性があり、証拠金を担保に何倍もの金額の株を買う。買い残高の増加はこの先に株価が上がると考えている人が多いということだ。

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