週刊エコノミスト Online不動産コンサル長嶋修の一棟両断

新築マンション内覧会で「抜かり」の見破り方=長嶋修

内覧会は買い手にとって情報収集のチャンスだ Bloomberg
内覧会は買い手にとって情報収集のチャンスだ Bloomberg

新築マンション内覧会の注意点/126 

 新築マンションは建物完成前に販売される「青田売り」が一般的なため、購入者はモデルルームやパンフレットを見て契約をする。実際に建物を見ることができるのは、建物工事が終了した時点で開かれる「内覧会」だ。

 内覧会は二つの意味合いがある。一つは「完成お披露目会」。購入者は内覧会で初めて実物と対面する。もう一つは「購入者による建物検査」だ。施工会社と、売り主の不動産会社は仕上がりをチェックしている。しかし、最終的には契約者の同意が必要だ。

 契約者が内覧会で「物件の仕上がりを確認しました」という書類に記名・押印すると、それで納得したということを意味する。無論、何か不都合があればアフターメンテナンスの期間中に無償で補修してもらう。欠陥(大きな不具合)があれば法的な請求もできるが、責任の所在が曖昧で時間がかかることも多い。筆者が創業した「さくら事務所」のホームインスペクター(住宅診断士)にいわせると、内覧会時の品質・仕上がりには大きなバ…

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