週刊エコノミスト Online 不動産コンサル長嶋修の一棟両断
これから史上最大の資産バブルがやって来る?!=長嶋修
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2022年以降の世界の不動産市場を大胆に予測してみたい。
これから1990年をはるかに超える、史上最大の「買いが買いを呼ぶ資産のインフレスパイラル」ともいうべき「資産バブル」が発生する可能性がある。日経平均株価は4万円をはるかに超え、不動産をはじめとするあらゆる資産価格がさらに上昇する。これは数年間続き、ある日突然、終焉(しゅうえん)を迎えるが、この時、首尾よく次の金融システムに移行して、成長の速度を少しずつ低下させるソフトランディングができるのか、戦後のような混沌(こんとん)を迎え下降や減速が激しいハードランディングとなるのかは分からない。
このようなシナリオが成立しない場合でも、歴史的な社会・経済システム転換は避けられない。ところが、日本は政官財ともに劣化して身動きが取れないため、主体的な変革を起こすことはできず、嵐の中を漂うといったグダグダとした時間が一定程度過ぎ、ある日、リセットボタンが押される。
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