21年度の半導体売上高、サムスン電子が3年ぶりにトップ=嚴在漢
有料記事
韓国 コロナ禍でサムスンが半導体王座に=嚴在漢
世界の半導体市場の「王座」をめぐって、米インテルと熾烈(しれつ)な競争を繰り広げている韓国サムスン電子が、2021年度に売上高ベースで3年ぶりにトップに返り咲いた。サムスンの昨年度の半導体ビジネス売上高は前年比31・6%増の759億ドル(約8兆6526億円)に上り、売上高基準で世界シェアは13%だった(米調査会社ガートナー調べ)。
勝敗を分けた要因は「新型コロナ」だ。感染拡大の長期化に伴う、「非対面業務システム」の構築などで、サムスンの得意分野であるメモリー半導体の需要が急増したことが追い風になった。一方、インテルが得意とする分野はサーバー向けCPU(中央演算処理装置)であるが、この分野は近年競争が激化し、同社の売り上げの増加幅が鈍化した。売上高は731億ドルにとどまり、業界第2位に転落した。
残り181文字(全文555文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める