世界株安は国内優良銘柄の絶好の買い場だ=三宅一弘
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東京市場 ストラテジストが読む 世界株安は国内優良銘柄の買い場=三宅一弘
年初来の日米はじめ世界株は急落を交えて波乱の幕開けとなった。ウクライナ情勢の緊迫化や、新型コロナウイルス変異株オミクロン株の感染者急増などもあるが、主因は米金融政策が急激な引き締めに向かうことへの警戒だ。日本株をはじめ世界株の動向は米国株の影響度合いが増しており、その米国株は金融政策の行方と長期金利動向に神経質になっている。
1月26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では3月会合から利上げに踏み切ることが示され、量的引き締め(QT)へと進む方針も明らかになった。四半期ごとよりも速いペースで会合ごとに利上げを進め、インフレ率の鈍化が見えてくれば利上げのペースダウンを図る姿勢だとみている。バイデン米大統領にとっては今年11月の中間選挙前の秋口に、インフレ鈍化と景気堅調、株価回復が実現すればベストシナリオだろう。
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週刊エコノミスト
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