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第53回 鉄鋼業生産指数/非鉄金属工業生産指数=ゼノデータ・ラボ

鉄鋼業生産指数 半導体不足解消で回復へ

 AI「ゼノインデックス」は経済産業省が1月末に発表する昨年12月分の鉄鋼業生産指数(原指数)について、89・0まで下がると予測した。その後は回復に向かい、今年3月には95・9まで上昇するが、推移としては新型コロナウイルスの感染拡大前(2019年)と同程度かやや劣る水準となる。昨年11月の実績は前月比9%の上昇だった。輸送機械の生産改善が寄与したことで、初めて19年同期比でのプラスとなった。

 AIの分析によると、22年以降のプラス要因は半導体不足の回復傾向だ。鉄鋼原料の出荷拠点である豪州、ブラジルは1月15日に海底火山が噴火したトンガと同じ南半球だが、今のところ出荷への影響はないとみられる。一方、日本国内ではまん延防止等重点措置の適用により、工場の稼働停止など生産面での影響に注意が必要だ。

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