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島根県沖天然ガス開発で日韓関係への懸念=庄司太郎
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インペックス 山口・島根沖天然ガス開発 日韓関係の新たな火種=庄司太郎
INPEX(インペックス)は1月17日、山口・島根県の沖合130~150キロメートル地点で商業化のための試掘調査を開始すると発表した。掘削地点は日本の排他的経済水域(EEZ)内で、政府から鉱業権が与えられている区域。だが、距離だけ見れば日本と韓国のほぼ中間の位置にあり、今後、両国間で問題に発展する可能性も拭い切れない。
インペックスは、2016年に政府から同区域の基礎試錐(しすい)調査を約90億円で請け負い、半潜水型移動式掘削リグで海底面下2900メートルまで掘削。天然ガス産出の可能性を確認した。これを受けて、政府は商業化の見込みがあると判断。昨年12月に石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、プロジェクト会社の資本金約330億円のうち、165億円を出資することを決定した。これはJOGMECとして初の…
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週刊エコノミスト
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