長期金利 中期に0.1%まで再低下=丹治倫敦
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10年国債利回りは一時0・2%を超えるまで上昇し、日銀が2月14日に0・25%の指し値オペを発動して金利上昇を止めようとする場面も見られた。海外金利の上昇や日銀の動きに対する思惑に加えて、長期金利の上昇が続いたこと自体が、市場参加者による損失確定の動きを喚起し、これがさらに金利を上昇させた側面もあるだろう。
金利が過熱気味に上昇した以上、当面の日本国債金利は、不安定な局面が続く可能性がある。一方で、日本は他の先進国に比べてインフレ率が低迷しており、日銀が本格的な金融引き締めに入る可能性は低いという点は変わりがない。
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週刊エコノミスト
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