3月FOMC、利上げ幅と今後のペースに注目=窪谷浩
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今週のポイント 米連邦公開市場委員会(3月15〜16日) 今後の利上げペースを見極め=窪谷浩
3月15日から2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。インフレ率が米連邦準備制度理事会(FRB)の2%目標を大幅に上回り、40年ぶりの水準となる中、前回会合(1月)では3月会合での政策金利引き上げ開始が事実上予告された。3月会合の焦点は利上げ幅に加え、今後の利上げペースでどのような方針が示されるかである。
前回会合を振り返ると、予想通り政策金利が据え置かれる一方、声明文に「近いうちにフェデラルファンド金利(FF金利)の目標レンジを引き上げることが適切である」との表現が追加され、3月会合での利上げ方針が示された。量的緩和に関しては3月上旬に債券買い入れを終了し、バランスシート縮小方針を今後数会合で決定するとした。
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週刊エコノミスト
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