新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

ロシアの蛮行は「帝国主義」、防衛関連株が注目=藤戸則弘

東京市場 ストラテジストが読む 「帝国主義」の再来、防衛株が注目=藤戸則弘

 ロシア軍のウクライナ侵攻が現実のものとなった。武力で他国を支配する蛮行は19~20世紀前半までの帝国主義の再来そのものであり、21世紀の現代では想定できなかった事態である。ロシアのプーチン大統領は、旧ソ連崩壊後に北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大が止まらず、「やむを得ない措置だった」と語っている。

 第二次大戦後は、米国・西欧諸国によるNATOと、ソ連と東欧諸国のワルシャワ条約機構が対峙(たいじ)する構図だった。ところが、米国・西欧諸国とソ連・東欧諸国の経済格差が拡大し、ソ連崩壊とともに東欧諸国が相次いでNATOに加盟する事態が続いた。そして隣国ウクライナで2019年に就任したゼレンスキー大統領がNATO加盟を主張するようになり、プーチン大統領としては許容範囲の限界を超えたものと思われる。

残り514文字(全文902文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事