新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 FOCUS

「まん延防止」全面解除 宿泊・飲食サービスが急回復 7月前には「GoTo」再開も=丸山健太

 東京や大阪など、18都道府県に適用されていた「まん延防止等重点措置」が3月22日、すべての地域で解除された。

 3月15~21日平均の1日当たり新規感染者数は4・6万人と、昨年以前の感染拡大期のピークである2万人台を大きく上回っている。しかし、足元で流行するオミクロン変異株は重症化リスクが低いとされることや、3回目のワクチン接種も含め、行政側の感染症に対応する体制が整ってきたこと、2月上旬に感染者数の増加がピークアウトしたことから、事前の予想通りの解除といえよう。

 今回の全面解除は、宿泊・飲食サービス、遊園地、映画館を含む対面型サービスを中心に個人消費回復の契機となる。一方でウクライナ危機を背景にした資源価格高から、前年比2%弱程度の物価上昇が予想され、個人消費の回復の重荷となる懸念もある。ただ、コロナ禍で家計貯蓄が積み上がっていることを考えれば、家計に大きな痛みを与えるまでには至らないだろう。

残り783文字(全文1186文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事