M&A最大手で不適切会計 背景にノルマと甘い指導監督
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M&A(合併・買収)仲介業界に激震が走っている。2月に最大手の日本M&Aセンターホールディングス(HD)で不適正会計が発覚。過酷な競争やノルマから同様の不正は業界内で横行しているのではないかとの見方もあり、「かつての消費者金融のように規制強化が進み、市場の成長に陰りが出る」(関係者)との声も出ている。
日本M&AセンターHDは2月14日、外部弁護士らによる調査報告書を発表。それによると、実際には仲介が成立していない契約について、契約書を偽造するなどして売り上げを計上しており、2016年4月から21年9月までの間に、83件の不正が発覚した。
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週刊エコノミスト
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