東京市場 ストラテジストが読む 注目は22年度予想、輸出に円安効果も=三井郁男
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株式市場はロシアのウクライナ侵攻により3月上旬に不透明感が高まったが、米連邦準備制度理事会(FRB)によるコロナ禍後で初の利上げを無難に通過。日本株も大きく反発した。4月下旬まで株価に影響を与えるイベントは少なく、一進一退の動きが続きそうだ。
今後の注目は4月下旬から始まる2022年度業績見通しと、5月初めに開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での連続利上げと、QT(FRBのバランスシート縮小)の進め方が明らかになった後の株価の反応だ。
22年度業績は、対ロシアの経済制裁やインフレ加速などから世界経済の成長率は国際通貨基金(IMF)などで下方修正が相次ぐと見られる。
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週刊エコノミスト
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