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原点回帰のパナソニックが中期目標 3年で2兆円の現金創出

注目の中期経営計画 原点回帰のパナソニック 3年で2兆円の現金創出=浜田健太郎

 パナソニックホールディングス(HD)の楠見雄規社長=写真=はこのほど、本誌などの共同取材に応じた。同社は4月1日に持ち株会社制に移行して社名を変更。併せて発表した新中長期戦略で、2024年度までの3年間で累積営業キャッシュフロー(CF)2兆円などの中期経営指標を示した。楠見氏は、「従来、営業CFを重視していた。キャッシュがあるからこそ投資も可能だ」と述べた。

 中期指標としてほかに、24年度時点の株主資本利益率(ROE)10%以上、3年間累積の営業利益1・5兆円を示した。営業利益については、「工夫次第で(収益の)実力値よりもよく見せることができる」と指摘し、営業CFをより重視する考えを示した。

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