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顔認識AIのリスク踏まえた法的規制を

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

池谷裕二の闘論席

 人工知能の発達によって特に大きな進歩があったのは画像解析の分野。理由はシンプルだ。ディープラーニング(深層学習)と呼ばれる人工知能が、もともと視覚認知を目指して設計されたものであるため、画像の照合や分析と相性がよいのだ。

 今や世界中で顔認識や人物監視に人工知能が利用されている。モザイク状の荒い画像でも画素数を補う「超解像技術」も実用化され、さらに利用の幅が広がった。

 米連邦捜査局(FBI)は、成人の国民について運転免許証や州身分証明書などの何億枚にものぼる顔認識データセットを保有しており、犯罪捜査や民事捜査に利用している。監視カメラと連携することで、特定の人物を追跡しながら、公共の場での行動や習慣、交友関係をモニターすることができる。

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