経済・企業

《超円安サバイバル》一体いつまで続く円安 今年のドル・円相場を占う

 円安はいつまで続くのか。今年のドル・円相場について、3人の専門家に見通しを聞いた。

円高方向 124円(6月)、円安方向 137円(12月)

 急ピッチで拡大した投機筋の円売りに対し、目先は利益確定の円の買い戻しが入りやすい。いったんドル・円が1ドル=125円を割り込んでもおかしくない。ただし、世界経済が次第にウィズコロナへシフトし、幅広いコモディティーへの需要が高まると同時に、ロシアとウクライナの紛争長期化と中国のゼロコロナ政策が供給制約を強めるとみられ、インフレの収束が見通しにくい。このため、世界的な金融政策の正常化の流れが年内いっぱい続く公算が大きい。

 他方、日銀は景気への配慮から引き続き金融緩和を粘り強く続ける可能性が高く、主要国中銀との対照的な政策が引き続き円安期待を持続させるだろう。年後半は、米経済の先行き不透明感が強まり、ドル高の勢いは和らぐとみられる。それでも、冬場に向け、資源価格の上昇圧力とともにインフレが意識されれば、再び円安圧力も高まりそうだ。年末にかけて2002年に付けた135円台を上抜けするのではないか。

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