《東京市場》日本株が資金シフト先になりそうな理由=三井郁男
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割安な日本株、米一極集中の受け皿=三井郁男
昨年までリスクマネーが流入し株価を大きく押し上げた米国株式市場は、高インフレに対し米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派的な金融引き締め政策に転換し、米国株式市場は大幅下落が続いている。
日本株も米国株式市場の動きに左右され軟調な展開が続きそうだ。ただ、相対的に割安で株価上昇が小さかった日本株は資金シフトの対象になる可能性がある。米国一極集中だった資金の向かい先の候補として注目を集めそうだ。
5月3~4日に米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利のフェデラルファンド・レート(FF金利)誘導目標を0・5%引き上げて、6月から量的引き締め(QT)の開始も正式に発表。9兆ドルに膨らんだFRBのバランスシートを2兆ドル以上縮小すれば株式などリスク資産には逆風になる。
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週刊エコノミスト
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