《東京市場》欧州の脱ロシアで、エネ関連プラント銘柄に期待=藤戸則弘
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東京市場 欧エネ設備に特需、関連銘柄に注目=藤戸則弘
原油価格の高騰が続いている。米ニューヨーク市場のWTI原油先物価格は、3月に一時1バレル=130・5ドルまで駆け上がる局面もあった。その後は軟化していたが、欧州連合(EU)がロシア産原油の禁輸方針を打ち出すと再び上昇に転じ、足元では110ドル台後半を示現している。
また、原油以上に困難なのが、ロシア産天然ガスの輸入削減である。EUの輸入に占めるロシア産エネルギーのシェアは、原油約26%、天然ガス約46%と高水準である(2020年・ユーロスタットデータ)。欧州天然ガス先物相場は、昨年1月安値1メガワット時=15・5ユーロから今年3月には345・0ユーロと、20倍以上に暴騰する局面があった。しかし、ロシアがEU主要国に向けての供給を停止しなかったため、足元では…
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週刊エコノミスト
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