経済・企業

《夏レジャー》心身ズタボロ記者〈癒やしのレジャー〉体験記

猛暑を乗り切る「癒やし」のレジャー=白鳥達哉

 体を動かすことだけがレジャーではない。一人でも大勢でも楽しめて体と心を整えるレジャーを試してみた。

《チェアリング》折りたたみ椅子とテーブルで解放感満喫

 ある週末のお昼時、折りたたみの椅子とテーブルを入れたリュックを背負い、近所の河原へ散歩に繰り出した。休日ということもあって、釣りをしている人、ピクニックを楽しんでいる人、探検中の子どもなどが目立ち、人通りも多い。

 20分ほど歩き、周りに誰もいない場所を発見。さっそく椅子とテーブルの用意を始める。どちらも初めて購入したのでうまく組み立てられるか不安だったが、難なく組み立てることができた。

 深々と腰を下ろし、まずは景色を眺めて過ごしてみた。非常にゆったりとした時間が流れる。椅子に座るだけならベンチでもいいのだが、自分の気に入った場所でのんびりできるので解放感がかなり違う。好きなときに場所を変えることができるのも気楽でいい。

 雲を眺めたり、水辺に飛んでくる鳥の鳴き声に耳を傾けたり、目をつぶって考え事をしているうちにあっというまに1時間が過ぎていた。

 少し空腹を感じたので、次に近くのお店で買った弁当をテーブルに広げ、少し遅めの昼食を楽しんでみることにした。

 普段食べているものと代わり映えしないが、なんとなく味わい深く感じる。本格的なキャンプで食べるご飯に感覚が近い。それが近所で手軽に楽しめるというのも、チェアリングの醍醐味(だいごみ)なのだろう。

 これからの時期は熱中症が気になるので、朝早くか夕方から始めるのがいいかもしれない。虫刺され対策も必須だ。また、場所によっては椅子や飲食物の持ち込みが禁じられているところもあるので、事前にしっかりと確認をとったほうがいいだろう。

チェアリングとは

 公園や河原などの好きな場所にアウトドア用の椅子を持ち込んで、のんびりと過ごす時間を楽しむ行為。

《スパ》…

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週刊エコノミスト

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