《東京市場》内需、外需ともに物色対象=三井郁男
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東京市場 「予想外」に底堅い展開も=三井郁男
「ゼロコロナ政策」で経済が停滞していた中国は、上海のロックダウン解除に続き北京も行動規制を緩和され経済は正常化に向かう。中国当局の今年の成長率目標の5.5%に対し、5月まで経済は大幅に下振れており、3%程度に落ち込むことが予想されている。秋の共産党大会に向け景気回復に軸足を移す政策にかじを切るだろう。中国経済が動き出せばインフレを押し上げる可能性はあるものの、自動車や鉄鋼、化学など景気に敏感な業種の多い日本株には追い風だ。
国内は新型コロナウイルス感染者数の減少などから、人々の行動は徐々に開放的になっている。人流回復も見込まれ、サービス業中心に内需産業の業況は改善する。観光支援策「GoToトラベル」の再開も近づき、国内旅行やレジャーは夏場に向け大いに盛り上がる可能性がある。
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週刊エコノミスト
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