《東京市場》日米株価のデカップリングは可能=秋野充成
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東京市場 実質金利低下、日本株に追い風=秋野充成
5月の米国消費者物価指数(CPI)が前年同月比8.6%と、4月の8.3%から上昇し、世界の金融・株式マーケットは大混乱に陥っている。米連邦準備制度理事会(FRB)は追い込まれる形で、6月15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で1994年11月以来、約27年半ぶりとなる0.75%の大幅利上げを決定。7月も同じ幅での利上げの可能性が高く、9月、11月、12月と連続して0.50%の利上げも想定される。
景気を熱しも冷ましもしない中立金利を大幅に上回る政策金利は、景況感を大きく傷つける可能性が高い。当面、世界の株式市場は米国の景気後退を想定した弱気相場が継続すると思われる。
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週刊エコノミスト
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