《東京市場》安定業種にエネルギー関連銘柄のミックスで=藤戸則弘
有料記事
東京市場 海外は厳しく内需株の選好続く=藤戸則弘
6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の0.75%の利上げが実施された。また、FOMCメンバーのドット・プロット(政策金利予測)は、今年年末で3.375%(中央値)に上昇した一方で、10~12月期の実質国内総生産(GDP)成長率予想は今年3月時点の前年同月比2.8%増から1.7%増に下方修正された。つまり、連邦準備制度理事会(FRB)は、景気減速を想定しながら大幅利上げ継続を宣言したことになる。
FRBのパウエル議長は議会公聴会で、「経済の軟着陸は非常に困難になった。景気後退の可能性もある」と述べている。FRB議長が公的に景気後退の可能性を認めたにもかかわらず、強い引き締め策を行うのは極めて異例のことだ。
残り550文字(全文887文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める