《長期金利》ECBも利上げ路線、10年超に利下げ見込みなし=徳勝礼子
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長期金利 超長期に上昇圧力=徳勝礼子
世界主要国の金融政策は引き締めに動きつつあり、その中で金融緩和の維持を崩さない日銀の姿勢が、世界の中でも際立っている。日銀は10年国債を無制限に買い入れることで、形式的には0.25%の上限をかろうじて維持しているが、他の年限の国債には極めて強い金利上昇圧力がかかっており、今後もその傾向が続く可能性が高い。
過去の激しい金利上昇局面においては、円金利は欧州金利の影響を強く受けることが多かった。例えば、2015年に2度にわたって円金利が大きく上昇した際の2度目は、前年に欧州中央銀行(ECB)がマイナス金利政策を導入した反動で欧州金利が急騰したタイミングと重なっている。
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週刊エコノミスト
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