経済・企業THE MARKET

《今週のポイント》米国GDP発表(7月28日)=窪谷浩

(注)季節調整済み系列の前期比年率(出所)米商務省経済分析局(BEA)よりニッセイ基礎研究所作成
(注)季節調整済み系列の前期比年率(出所)米商務省経済分析局(BEA)よりニッセイ基礎研究所作成

今週のポイント 米国GDP発表(7月28日)

マイナス成長の可能性=窪谷浩

 7月28日に米国の2022年4〜6月期GDP(国内総生産)が公表される。インフレが40年ぶりの水準となる中、米連邦準備制度理事会(FRB)は景気よりもインフレ抑制を優先して積極的に政策金利を引き上げる姿勢を明確にしており、金融政策の経済への影響を見る上で注目される。

 1〜3月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率1.6%減と20年4〜6月期以来のマイナス成長に転じた。需要項目別では外需の成長率寄与度が3.2ポイント減、在庫投資も同0.4ポイント減となって成長率を大幅に押し下げた。

残り367文字(全文649文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事