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経済・企業 深層真相

ソニーの米企業買収を悔しがる連邦取引委の意外なトラウマとは?

 ソニーグループ(G)傘下に入った米人気ゲーム会社をめぐり、「米連邦取引委員会(FTC)が悔しがっている」との見方が業界で広がっている。ゲーム会社とはソニーGが7月19日に約37億ドル(約5030億円)で買収を完了したと発表したバンジー社だ。今回の買収はその額の大きさが話題となったが、もう一つ、独占禁止法に抵触する可能性があるとしてFTCが調査に乗り出していたことも注目を集めた。

 バンジーは「デスティニー」シリーズなど世界的人気ゲームの版元だが、買収によってそれらゲームが、ソニーのゲーム機でしか遊べなくなることをFTCが問題視したといわれる。結局、買収は認められたが、FTCは今もソニーによる買収を否定的に捉えているようだ。というのも、「人気キャラクター『スパイダーマン』をソニーに奪われたというトラウマがあるからだ」(業界関係者)。

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