新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

《東京市場》日銀が緩和継続、円安で輸出株堅調=藤戸則弘

 日本株の相対的なパフォーマンスが、欧米株に比較して良好である。日本株優位の最大要因は、やはり日銀が超緩和策を継続していることであろう。欧米中銀は強い引き締め策を実施しているが、その一方で欧米の景況感は急速に悪化している。

 7月のPMI(購買担当者景気指数・総合)は、米国が47.5、ユーロ圏が49.4と景況判断の分岐点である50を一気に下回った。つまり、欧米中銀は高インフレ抑制のために、景気減速下の引き締め策を実施している。

 一方、日本の6月消費者物価指数(除く生鮮・エネルギー)は、前年同月比プラス1.0%に過ぎず、依然として低インフレの状況を引きずったままだ。欧米の高インフレとは隔絶した状況で、日本固有の少子高齢化・人口減少、潜在成長率の低さ、財政の疲弊、地方経済の停滞といった難題を抱えたままである。

残り501文字(全文857文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事