《ブラジル株》欧米の金利上昇すれば高まる下落圧力=堀江正人
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ボベスパ指数は、2021年6月に過去最高値を記録した後、下落に転じ、7月以降も、新たな社会保障制度の財源を巡る懸念などから、下落が続いた。
22年1月上旬には軟調だった原油価格の急上昇を受け、原油など1次産品を主力輸出品目とするブラジルに追い風が吹くとの観測から、ブラジル株が買われ株価は反転上昇した。
しかし、22年4月上旬には、米国の金融引き締め強化への懸念が浮上し、株価は下げに転じた。その後、6月以降も、ブラジルの財政悪化懸念などを材料に、下落が進んだ。また、インフレ高進への対策として、中央銀行による政策金利引き上げが株価への重しとなっている。
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