経済・企業THE MARKET

《ブラジル株》欧米の金利上昇すれば高まる下落圧力=堀江正人

 ボベスパ指数は、2021年6月に過去最高値を記録した後、下落に転じ、7月以降も、新たな社会保障制度の財源を巡る懸念などから、下落が続いた。

 22年1月上旬には軟調だった原油価格の急上昇を受け、原油など1次産品を主力輸出品目とするブラジルに追い風が吹くとの観測から、ブラジル株が買われ株価は反転上昇した。

 しかし、22年4月上旬には、米国の金融引き締め強化への懸念が浮上し、株価は下げに転じた。その後、6月以降も、ブラジルの財政悪化懸念などを材料に、下落が進んだ。また、インフレ高進への対策として、中央銀行による政策金利引き上げが株価への重しとなっている。

残り149文字(全文427文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月10・17日合併号

EV戦争202314 BYD、実質253万円の黒船EV 圧倒的な低価格で日本に照準■稲留正英17 トヨタのEV戦争 ソフトと製造の競争力確立が急務■中西孝樹23 中国で日本車苦戦 大衆車市場でシェア落とす■湯進26 急成長テスラ サイバートラックは予約200万件■土方細秩子28 日本車への警鐘 EV [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事