《東京市場》年前半とは逆に、成長株優位で強気相場が育つ可能性=三宅一弘
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世界の株式市場は2022年前半、米国株主導で下落相場となった。米欧を中心とする物価高騰と金利上昇に伴い、成長株など割高だった銘柄の株価収益率(PER)低下が際立った。ところが、強硬な金融引き締めに対して、米債券市場は6月半ば以降、10年国債利回りが先行きの景気減速や物価鈍化を織り込む形で低下に転じた。
米国株をはじめ世界株もこの流れに呼応する形で6月半ば以降、底入れ・上昇の兆しが強まっている。米国の利上げが来春先までの半年以内に打ち止めならば、「だまし」でなく上昇相場入りの可能性が高いと推察される。
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週刊エコノミスト
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