経済・企業THE MARKET

《東京市場》年前半とは逆に、成長株優位で強気相場が育つ可能性=三宅一弘

 世界の株式市場は2022年前半、米国株主導で下落相場となった。米欧を中心とする物価高騰と金利上昇に伴い、成長株など割高だった銘柄の株価収益率(PER)低下が際立った。ところが、強硬な金融引き締めに対して、米債券市場は6月半ば以降、10年国債利回りが先行きの景気減速や物価鈍化を織り込む形で低下に転じた。

 米国株をはじめ世界株もこの流れに呼応する形で6月半ば以降、底入れ・上昇の兆しが強まっている。米国の利上げが来春先までの半年以内に打ち止めならば、「だまし」でなく上昇相場入りの可能性が高いと推察される。

残り605文字(全文858文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月20日号

日本株 沸騰前夜14 東証新指数「トヨタ外し」が好材料 新NISA控え先回りする外国人■浜田健太郎/和田肇17 インタビュー 草刈貴弘 カタリスト 投資顧問ファンドマネジャー18 バフェット氏の商社株買い 総会で「さらなる投資」に意欲■尾藤峰男20 CFOに聞く1 インタビュー 鉢村剛 伊藤忠商事副 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事