新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

《NY市場》悪材料の後退で年末にかけて反動高を期待 堀古英司

 米国では60/40と呼ばれる資産配分を採用する投資家が多い。これは資産を基本的に株式60%、債券40%の割合で配分して運用する投資手法。多くの場面で株式と債券の価格は逆相関の関係にあり、景気が悪い時は株式は売られる代わりに債券は買われる。景気が良い時は株式は上昇するが、債券のパフォーマンスは悪い。従ってこの配分で運用していれば、比較的安定したパフォーマンスが得られるというものだ。

 しかし今年はこの60/40神話が完全に崩れた。長期債指数の下落率は年初来30%を超え、株式も同様だ。逃げ場のない状況を受けて、多くの投資信託が10月末の決算を前に、損益通算を狙って節税対策の株式・債券売りを出したと推測できる。金利の上昇に、このような需給要因が重なり、9月は株式も債券もさらなる急落となった。しかし9月が終わり、このような需給要因は過去のものとなった。インフレや金利の急低下は望めな…

残り128文字(全文520文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事