《今週のポイント》7~9月期の米国GDP(10月27日) 窪谷浩
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3期ぶりにプラス成長へ
10月27日に米国で今年7~9月期のGDP(国内総生産)が公表される。実質GDP成長率は前期まで2期連続でマイナス成長となり、一般的に景気後退のシグナルとされるテクニカルリセッション(指標が示す景気後退)の条件を満たした。米国経済が実際に景気後退入りしているのかを確認する上で当期の結果が注目される。
4~6月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率0.6%減と前期の同1.6%減に続いて2期連続のマイナスとなった。需要項目別では個人消費が同2.0%増と前期の同1.3%増から伸びが加速した。一方、在庫投資の成長率寄与度が1.9ポイント減と成長率を大幅に押し下げた。また、住宅投資が前期比年率17.8%減と大幅なマイナスとなったほか、民間設備投資が同0.1%増と前期の同7.9%増から伸びが大幅に…
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週刊エコノミスト
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