経済・企業

円安と水際対策緩和でほほ笑むインバウンド企業7選 鈴木英之/田中俊

 政府の水際対策が緩和され、今後は訪日外国人の増加が見込まれる。こうした環境下で、プロは有望な7社を挙げる。

コメ兵ホールディングス 過去も訪日外国人が業績に寄与

 国内で主力のブランド・ファッション事業では、中古品をメインに、宝石や貴金属、時計などを買い取り、あるいは仕入れをし、販売や仲介などを通じて顧客に提供している。海外事業では、香港や台湾で宝石、貴金属、時計などの販売を行っている。

 訪日外国人(インバウンド)の増加が業績に寄与してきた経緯もあり、政府による水際対策の緩和でインバウンド需要が回復すれば、強い追い風になる。円安は海外からの輸入ブランド品が割高になる半面、中古品の買い取りが上昇することで、商品を売った人が別の商品を買って帰る好循環にもつながるようだ。

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