新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

《今週のポイント》9月の毎月勤労統計調査(11月8日) 上野剛志

実質賃金に押し下げ圧力

 物価の上昇が加速するにつれて賃金動向への注目も高まる中、11月8日に厚生労働省から9月の毎月勤労統計調査(速報)が公表される。同調査では、名目賃金に加え、実質賃金や労働時間などが調査の対象とされている。

 8月(速報)の状況を確認すると、名目賃金(現金給与総額)は前年比1.7%増と8カ月連続で1%台の伸びを維持している。業種別では、飲食・宿泊サービス(同10.2%増)、運輸・郵便(同5.2%増)などの上昇が目立つ。特に飲食・宿泊サービスでは実労働時間が大幅に伸びていることから、コロナ禍からの経済活動再開の流れが続いていることが賃金の押し上げに寄与している状況がうかが…

残り446文字(全文743文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事