金融庁の仕組み債攻撃は「強い監督官庁」回帰への布石?
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「“仕組み債潰し”は通過点。狙いはその先にある」
ある金融庁職員はそう打ち明ける。金融庁は5月に公表したリポートで顧客にリスクを押し付ける仕組み債の問題点を指摘。攻勢を強めた結果、大手証券やメガバンクが相次いで販売停止に追い込まれた。
ただ、「仕組み債は氷山の一角」と同職員は語る。「投資信託など店頭に並ぶ一般的な商品もあこぎなものばかり。金融の信頼を高め『貯蓄から投資』を進めるには、区分を越えて適正な設計を強く求め…
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週刊エコノミスト
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