《NY市場》金融引き締め局面のピークは近く、相場反転に期待 堀古英司
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米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は9月、3~3.25%に誘導することになった政策金利について、引き締めといえる水準に比べれば「Very Lowest Level」と表現した。最上級にVeryを付ける強い表現で、まだまだ政策金利上昇の余地が大きいことを強調した。これを受けて、今回の引き締め局面で最終的な着地点となる金利水準は5%弱となるとの見方が広がっている。
しかしそもそも、金利上昇のきっかけとなったインフレ率に目を移せば、多くの先行指標は2022年春から夏にかけてピークアウトの兆しを示している。今年末にかけてはベース効果だけで、前年比のインフレ率は下がっていくと見るのが妥当だ。
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