経済・企業THE MARKET

《欧州株》水準を切り下げか 桂畑誠治

 米株高や天然ガスの価格低下などを背景に、Stoxx(ストックス)欧州600指数は11月中旬にかけて上昇した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が今後、これまでの大幅利上げの影響を考慮して、利上げペースを鈍化させたとしても、米国の消費者物価指数(CPI)の上昇率は10月、前年同月比7.7%と高く、利上げを継続することは避けられないだろう。

 年末にかけて、市場参加者が予想する政策金利のターミナルレート(最終到達点)は上方シフトし、行き過ぎた早期利下げへの期待は修正されるだろう。

残り218文字(全文457文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月13日号

電力が無料になる日 NTT、東電、トヨタが拓く未来14 NTT、東電、トヨタの共闘 捨てる再エネは「宝の山」■金山隆一18 インタビュー 森島龍太・電池サプライチェーン協議会業務執行理事「電池は国家のエネルギー戦略そのもの」19 電池のリユースは自動車業界の命綱■藤後精一20 EV電池の送電接続こそ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事