経済・企業THE MARKET

《東京市場》23年は景気後退必至、「守り」で医薬株 藤戸則弘

 2023年の世界経済は、厳しい景気減速が予想されている。経済協力開発機構(OECD)によると、世界経済の実質成長率は22年の前年比3.1%から23年は2.2%に減速する。

 国・地域別の23年成長率では、米国0.5%、ユーロ圏0.5%と見込まれている。ちょっとした環境変化が起きても、リセッション(景気後退)に陥ることが十分に想定されることになる。

 欧州は特に厳しく、ユーロ圏ではドイツがマイナス0.3%、イタリアで0.2%が予測されている。英国もマイナス0.4%と景気後退は不可避との見方だ。

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