谷公一・国家公安委員長（70）＝写真＝が2022年12月8日、東京・霞が関で開かれていた国家公安委員会の定例会議中に体調不良を訴え、救急搬送された。病院での検査で異常はなく、翌9日から公務に復帰したが、内閣改造が取り沙汰される中、警察庁を管理する国家公安委員会トップの思わぬ異変に、警察庁関係者からは「頼むから交代だけはしないでほしい」との声が上がっている。

　谷氏は9日の記者会見で、当時の症状を「ちょっと気を失うような状態になった」と説明。貧血の症状かもしれないし、血圧が一時的に下がったかもしれないし、詳しくは分からない」と話した。