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経済・企業 深層真相

初の国産コロナ薬「ゾコーバ」使い勝手悪くお蔵入りか

 22年12月には新型コロナウイルス感染症の全国の新規患者数が20万人を超え、第8波に入った日本だが、11月に緊急承認された塩野義製薬の飲み薬「ゾコーバ」の出番がない状態が続いている。国産初として期待され、重症化の有無に関係なく使える“特効薬”として、国は200万人分を購入したものの、当面の間、薬局レベルでお蔵入りとなりそうだ。

 連日増える感染者を診る医師のゾコーバへの反応といえば「はっきり言って不要」「処方する気にならない」と辛口評ばかり。それもそのはず、現時点で判明している投薬効果は、「発熱など5症状消失までの期間の約1日短縮」と微妙だ。その上、胎児の奇形リスクから妊婦は使用禁止。さらに副作用リスクから、生活習慣病治療薬や睡眠薬など、約30種の薬とは一緒に飲めない。結局、投与対象となるのは若年男性となるが、「多くが軽…

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週刊エコノミスト

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