インタビュー「多文化的な教育環境を提供」アフターブ・セット元駐日インド大使(編集部)
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東京・西葛西のインド国際学校「グローバル・インディアン・インターナショナル・スクール(GIIS)」の運営会社社長を務める元駐日インド大使のアフターブ・セット氏にインド式教育について聞いた。
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── GIISの現状は?
■2006年の設立当初は、小さなビルで約120人の生徒が学んでいました。今は3キャンパスに、計1100人が在籍しています。日本人の生徒数は約6割で、特に小さい子の割合が多いです。学校の特徴は、算数と科学の教育、そして約20カ国の生徒が学ぶ国際的で多文化的な教育環境です。日本人の保護者の関心が強く、生徒数が増えてきました。
── 未就学児は2言語、小1からは3言語を教えていますね。
■小さい子供にそんなに教えて大丈夫かと心配する人がいますが、子供たちの頭はスポンジのようなものですよ。三つ、四つの言葉はすぐに吸収します。
インドの教育システムでは、三つの言葉を習うことは一般的です。(連邦公用語の)ヒンディー語、英語と、もうひとつインドの言葉を学びます。我々の学校ではこうした伝統を守っています。
── 算数・数学やIT分野の教育に力を入れています。
■AI(人工知能)についても教えていますよ。「ITルーム」という名のパソコン室を備え、小さいうちからパソコンに慣れます。こうした勉強は、21世紀で一番大事なことといえるでしょう。ITを専門とする多くのインド人が米国や欧州、日本に行っています。
日本については、00年に当時の森喜朗首相が訪印し、「グローバル・パートナーシップ」を結んだことが大きな転機でした。その後、日本への入国が容易になり、インドからI…
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週刊エコノミスト
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