TSMCが「日本第2工場」計画を表明 巨額補助金を“催促”か
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台湾TSMCの魏哲家CEO(最高経営責任者)は1月12日、2022年10~12月期決算説明会で、建設中の熊本工場に続いて「日本に2番目の工場を建設することを検討している」と述べた。具体的な場所や工期、生産品目は明らかにしなかったが、建設の条件として「顧客の需要と日本政府の支援レベルが理にかなっていること」を挙げた。
この発言はTSMCが日本政府に巨額補助金を催促していると受け取れる。西村康稔経済産業相は「(TSMC第2工場を)大いに歓迎をしたい。どういった支援が可能か考えていきたい」と話し、補助金支給に前向きな姿勢を見せた。日本政府は熊本工場建設に4760億円の助成金を支給したが、おそらく今回それを上回る補助金支給は確実だろう。
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週刊エコノミスト
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