《今週のポイント》インドの国内総生産(GDP)(2月28日) 斉藤誠
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輸出悪化で景気減速
2月28日にインドで10~12月期の国内総生産(GDP)が公表される。7~9月期の実質成長率は前年同期比6.3%増となり、比較対象の前年同期が低水準だった4~6月期の同プラス13.5%から低下したが、前期比でみると、7~9月期の成長率はプラス3.6%と高く、景気は堅調だったとみられる。しかし、10~12月期はコロナ禍からの回復の勢いが弱まる中、外需の減速により成長率が4%台半ばとなるとの見方がコンセンサスとなっている。
実際、消費は10~12月期の乗用車販売台数が前年同期比21.4%増(前期・同34.4%増)、国内航空旅客数が同18.5%増(前期・同64.1%増)と堅調に拡大したものの、増勢は鈍化した。
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週刊エコノミスト
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