五輪談合疑惑で役員が逮捕されたイベント会社の社風とは
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東京地検特捜部は2月8日、五輪テスト大会の運営業務など総額約400億円の事業に関して不正な受注調整があったとして、独占禁止法違反の疑いで五輪組織委員会元次長の森泰夫容疑者(55)らを逮捕した。同時に逮捕されたのが受注先のイベント会社セレスポの専務、鎌田義次容疑者(59)。東証スタンダードに上場する同社は日本陸上競技選手権大会や天皇皇后両陛下が出席される全国植樹祭に関する業務などを受注したイベント界の雄だ。
「稲葉利彦会長は伊勢丹勤務後、創業者に請われて入社し、2008年に社長に就任。昨年就任した田代剛社長はスポーツ事業を統括してきた。社風は今時珍しいほどの体育会系。本社に近い大塚駅周辺のスナックで幹部の飲み会を頻繁に開いていた」(同社関係者)
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