国際・政治深層真相

首相秘書官の差別発言のきっかけは立民・西村氏の「質問力」

 岸田文雄首相が2月4日、LGBTQなど性的少数者が「隣に住んでいるのも嫌だ」などと差別発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭した。外遊先での長男秘書官による観光などが批判を浴びた直後だけに、支持率低迷にあえぐ岸田政権にさらなる打撃だ。

 きっかけとなったのは、同性婚の法制化は「社会が変わってしまう」という岸田首相の衆院予算委員会でのアドリブ答弁(2月1日)。荒井首相秘書官の発言は、そのフォローをするはずが、味方を背後から撃つ失態を演じた。この首相答弁を引き出したのが、立憲民主党で代表代…

残り365文字(全文608文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事