初のビール営業未経験者がアサヒの新社長に
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アサヒグループホールディングス(HD)傘下のアサヒビール社長に松山一雄専務(62)が3月16日に就任する。P&Gファーイーストインク(現P&Gジャパン)、ラベル印刷機大手のサトーHD社長などを経て2018年にアサヒビールに入社したが、同社の歴史上、ビールの営業経験のない初の外部出身社長となる。
松山氏はマーケティング本部長として昨年、主力の「スーパードライ」を1987年の発売以来、初めてリニューアル。80年代に経営危機に陥っていたアサヒを復活させたドライは、このところ販売量が落ちていたが、同社では聖域化して手が付けられていなかった。外部出身の松山氏だからこそできた英断といえる。この結果、ドライの販売量が増え、昨年はキリンビールを抜き3年ぶりに国内シェア首位に返り咲いた。
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週刊エコノミスト
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